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国勢調査に見る古河市の未来図とは

2025年国勢調査の速報値が発表され、つくば市の人口が水戸市を上回り県内トップの26万8,991人。古河市は前回調査時の県内6位は変わらず、2.2%減の13万6,308人。この数字から何が見えてくるか考えてみたい。

つくば市の躍進は、単に人口が増えたという現象ではなく、つくばエクスプレスによって東京圏と強く結び付いた結果として捉えられる。研究学園都市としての基盤に加え、都心への通勤・通学が現実的な選択肢となったことで、つくば市は首都圏の一部として移住先に選ばれるようになったといえる。

一方、古河市も首都圏北部へのアクセスという点では決して劣っていない。JR宇都宮線や新4号国道、圏央道など広域交通網に恵まれ、東京・埼玉・栃木を結ぶ結節点に位置している。しかし、その強みが十分に生かされているかと問われれば、まだ大きな可能性を残しているように感じる。

少子高齢化と人口減少が進む中、多くの地方都市が将来への不安を抱えている。だからこそ古河市には、「どのようなまちを目指すのか」という長期的なビジョンが求められているのではないだろうか。交通利便性という恵まれた条件を持ちながら、それを移住や定住につなげるためには、駅周辺の魅力向上や住宅環境の整備、子育て支援、働く場の創出などを含めた総合的なまちづくりが欠かせない。

古河市は首都圏に近い地方都市ではなく、首都圏と地方をつなぐ玄関口ともいえる存在である。その特性を改めて見つめ直し、10年後、20年後の世代にどのようなまちを引き継いでいくのか。今こそ将来像を共有し、市民とともに歩み始める時期に来ているように思う。消滅自治体の仲間入りはしたくない!

参考資料