十二年に一度、観音巡りがつなぐ土地の記憶
十二年に一度のご開帳と聞き、葛飾の観音巡りを始めた。こんな機会でもなければ、地元にある観音様のことを気に留めることはまずない。名前も知らなかった寺や小さなお堂が、実はこの土地で長く大切にされてきたのだと思うと、「時代と歴史」を感じる。
一カ所ずつ巡りながら由来に触れていく、その多くが江戸の頃、あるいはそれ以前から続いていることを知る。そうした観音様を、江戸時代に宝性院の秀伝和上が結び、巡礼として整えたという。遠くまで行けない人のために、この地でお参りができるようにとの思いがあったのだろう。
この一ヶ月で四十カ所を巡るのはなかなか大変だが、見慣れた町が少し違って見えてくるのではとチャレンジする気持ちになった。まだ初日。この1ヶ月で巡り切れるか?!そして巡った後の町の景色がどう見えてくるか楽しみ。